理事長挨拶

小林 洋平

平素はネパール野球ラリグラスの会に温かいご支援を賜りましてありがとうございます。

さて、既にご案内のとおり、当会ではネパールの野球関係者とともにポカラにおいてグラウンドの建設計画を進めてまいりました。しかしながら、4月1日に当会ホームページでもお知らせいたしましたとおり、ネパール側に予期せぬ問題が発生したため、ポカラにおけるグラウンド建設を断念せざるをえなくなり、当初の計画を変更することといたしました。当会では、年初からグラウンド建設について広報活動をや講演行う予定でしたが、かかる事態となり、それもままならない状況となっておりました。今回の計画変更に関しましては、ご協力いただいた皆様にご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。

ポカラでのグラウンド建設中止を受け、当会ではカトマンズに隣接したラリトプールでのグラウンド建設を進めることといたしました。ラリトプールで野球が始まったのは数年前で、まだ歴史は浅いですが、今後の野球発展が見込まれる地域です。特に、ラリトプール野球ソフトボール協会の代表者であるケシャブ・タパ氏はネパールの野球発展に非常に熱心に取り組んでいる人物で、昨年は野球について学ぶために3度の来日を果たしております。今回、ラリトプールでのグラウンド建設を進めるに至った背景につきましては本編に詳しく記載してございますが、何より、ケシャブ・タパ氏のような熱意を持った人物がいる地域でグラウンドを建設すべきと考えております。また、今回新たに建設場所となったのはシリクール・スクールの土地でございますが、同校は「LEAD TO BE THE LEADER」という理念の下、各界のリーダーとなるような人を育てることを目標としております。これは、活動を通してネパール球界の将来を担う指導者の育成、次世代のグローバルリーダーの輩出も目指している当会にも通じるところがあります。おかげさまで、ラリトプールのグラウンドは既に着工しており、7月中の完成を目指して工事が進んでおります。

ところで、今回のグラウンド建設は来年開催予定の西アジア野球大会2019に向けたネパール代表チームの強化も目的のひとつとなっております。この大会は東京オリンピックに繋がる大会でもあります。そのネパール代表チームですが、4月にインドのグワハーティーで開催された国際大会に出場し、4チーム中2位という成績を収めました。まだまだ過大は多いですが、オリンピック予選に向けて弾みのつく結果となりました。

最後に、今回のグラウンド建設も当会の活動理念である「協働」に基づいて進めております。計画変更は関係者にとって残念で困難を伴うものでしたが、共に困難に直面し乗り越えることで、より深い関係を築くこともできました。今後も「協働」の下、ネパール野球の発展に尽力してまいります。今後とも皆様のご支援をお願い申し上げます。


2018年6月
NPO法人 ネパール野球ラリグラスの会 理事長

小林洋平