理事長挨拶

イッソー・タパ

平素はネパール野球ラリグラスの会に温かいご声援を賜りましてありがとうございます。

このたび、当会の理事長に就任いたしましたイッソー・タパです。20年の長きに渡り活動を続けてきた当会で理事長という重責を担うこととなり、身が引き締まる思いをいたしております。理事長就任にあたり、この場をお借りいたしまして、ご挨拶を申し上げます。

私は故郷のポカラで13歳の時にラリグラスの会の活動がきっかけで野球と出会い、それからずっと野球を続けてまいりました。そして、2009年には初めて日本に来て、独立リーグのトライアウトを受けるなど3週間にわたり、日本で野球を学ぶ機会を得ました。これが大きな転機となり、その後、関西独立リーグでプレーしたり、国際大会へ出場するなどの経験を積みながら、ラリグラスの会の活動にも携わってまいりました。

今後は理事長として、これまでの20年間にわたる活動を土台にして、ネパール野球発展のためにより一層尽力してまいりたいと思います。まだまだ若輩者で至らぬ点も多々あるとは思いますが、今後ともネパール野球に暖かいご声援をよろしくお願い申し上げます。


2019年12月
NPO法人ネパール野球ラリグラスの会
理事長 イッソー・タパ


顧問挨拶

小林 洋平

平素はネパール野球ラリグラスの会に温かいご声援を賜りましてありがとうございます。

さて、私は2004年から理事長(NPOの法人格を取得する以前は代表)を務めてまいりましたが、このたび、12月1日に開催された2019年度の定時総会をもって、新たにこれまで副理事長であったイッソー・タパが理事長に就任することとなりましたので、ご報告申し上げます。

既にご案内のとおり、当会は本年で活動開始から20周年を迎えました。当会では、活動開始当初より、活動20年で現地の方々による自立した運営を行うことを目標に活動を続けてまいりました。このような事情から、当会では2014年頃からその目標に見合う体制作りを計画しており、活動開始20周年を迎えるのを機に、前述の理事長交代を行うに至りました。私の任期は定時総会の時まででございましたが、活動開始20周年の日である本年9月8日を機に業務の引き継ぎを始め、総会での交代に繋げていく準備を進めてまいりました。なお、その他の現任役員についてはほぼ変更は無いほか、新たにネパール人を含めた6名の理事を加え、これまでと同様に日本の団体としてネパール野球の更なる発展を支援してまいります。また、私は新たに顧問に就任することといたしました。理事長が交代いたしました今後は、イッソー・タパを理事長としてネパールにおける野球のより一層の発展を目指し、一致団結して活動を進めてまいります。

今回の交代に至った背景には、ネパール野球はネパールの活動であるという考えがございます。特に、ここ1、2年におきましては、ネパール野球ソフトボール協会をはじめとした現地の方々による活動も充実してきております。例えば、本年7月にスリランカで開催されました第14回BFA西アジア野球大会におきましても、ネパールが大会に出場するための準備に当会はほとんど関わっておらず、様々な問題を抱えながらも、現地の方々の手によって準備が進められました。このような状況の中で、日本人である私が理事長として行動することが、ネパール野球を「自立」という目標から却って遠ざけているような懸念も抱いておりました。そのような意味でも、ネパール人をトップに置いた方が簡潔で分かりやすいと考えております。また、もう一つの観点として、次世代の育成という意味もございます。ネパールでも日本でも今後のネパール野球を担う若い人たちが増えてきており、そういった人たちにより一層活躍して欲しいとの思いもありました。

当会は、これまで20年間にわたり現地の人々による自立したネパール野球を目指して活動を続けてまいりましたが、これからがその自立に向けた本当のスタートです。当会では、今回の理事長交代を機に、次の10年間の中でネパール人のネパール人によるネパール人のためのネパール野球をイッソー・タパを中心に築き上げてまいりたいと存じます。

最後に、これまで当会を応援していただいた皆様に心から感謝するとともに、新体制となりました今後も引き続きご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


2019年12月
NPO法人ネパール野球ラリグラスの会
顧問(前理事長) 小林 洋平