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イッソー・タパ選手の日本での野球活動終了について

2012年10月24日
ネパールで野球「ラリグラスの会」

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は当会の活動にご支援賜りまして、誠にありがとうございます。

さて、本日はイッソー・タパ選手の日本での野球活動終了についてご報告申し上げます。

まずは、06ブルズが11月3日から始まる関西独立リーグ・チャンピオンシップを控えた時機にも関わらず、このようなご報告をいたしますことをお詫び申し上げます。

イッソー・タパ選手は2009年10月に初来日し、日本の野球を体験するほか、独立リーグの入団テストに挑戦。2011年には大阪ホークスドリーム、2012年には06ブルズの選手として活動してまいりました。

しかしながら、誠に残念ではありますが、当会ではイッソー・タパ選手の家庭の事情および今後のネパール野球の事を熟慮した結果、来る10月26日に行われる06ブルズの今季リーグ戦最終戦をもちまして、イッソー・タパ選手は引退、日本での野球活動を終了することといたしました。

今後もイッソー・タパ選手が日本で投げる姿を見たいというファンの声も多く、当会といたしましても、あと1年はイッソー・タパ選手に日本での野球活動を支援する用意がございました。しかし、今回の活動終了はイッソー・タパ選手本人が家庭の事情やネパールでの野球普及を考慮したうえで出した結論であり、当会としても苦渋の決断でありましたが、イッソー・タパ選手の希望を了承することといたしました。

今後、イッソー・タパ選手はネパールで野球を続けながら、ネパールでの野球普及活動を行う予定です。来年以降、イッソー・タパ選手がプロ野球選手として来日することはございませんが、「指導者研修」のような形での一時的な来日の機会はあるものと考えております。また、ネパールでイッソー・タパ選手が「第2のイッソー」とも呼べるような選手を育てることも期待しております。当会およびイッソー・タパ選手の目標はネパールで野球を広めることであり、今後とも、イッソー・タパ選手を始めとしたネパール側の関係者との「協働」においてその目標を達成したいと考えております。

最後に、3年間に渡るイッソー・タパ選手の日本での野球活動に対しご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げるとともに、今後ともネパール野球発展のために、変わらぬご支援をお願い申し上げます。


イッソー・タパ選手からのご挨拶(2012年11月1日)