アブドラ・バラ選手の野球パキスタン代表入りに関するお知らせ

2015年8月25日
ＮＰＯ法人 ネパール野球ラリグラスの会

拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、来る２０１５年９月１６日から９月２０日に渡り、台湾・台中において第２７回アジア野球選手権大会が行われます。同大会にはパキスタンも出場いたしますが、この度、当会の公認パートナーであるアブドラ・バラ選手（投手、１８歳）がパキスタン代表チームの一員として同大会に出場することになりましたのでご報告申し上げます。

アブドラ・バラ選手は、独立リーグ球団の０６ブルズに所属している左腕投手で、本年は現在までのところ、11試合に登板、３勝０敗、防御率1.13の成績を収めています。同選手は、０６ブルズでプレーをする一方で新聞配達もしながらＮＰＢを目指しています。同選手は８歳のときに来日し、小学４年生のときに野球を始めました。その後、高校でも野球を続け、本年、高校卒業後、０６ブルズに入団いたしました。また、2013年には、当会が主催した「東大阪・パキスタンＵ１６野球友好試合」にパキスタンチームのエースとして参加しています。

現在のアジア野球は大変厳しい環境下にあり、アジア６位のパキスタンにおいても野球道具が不足しており、代表チームも木製バットが無く、金属バットで練習しているのが現状です。今回の大会にはパキスタン、日本、韓国、台湾、中国、インドネシアが参加いたしますので、アブドラ・バラ投手が侍ジャパンと対戦いたします。尚、パキスタン代表の監督は当会の会員でもある前イラン代表監督の色川冬馬氏が務めております。同氏は現役時代、米国独立リーグやメキシコなどでプレーした経験もお持ちです。また、当会の小林洋平理事長（ネパール代表監督）はパキスタン野球連盟の在日本理事も努めております。

また、来る８月２６日には甲子園球場にて開催されるＵ１８ワールドカップ壮行試合において、ネパール震災復興のための募金活動を行います。本募金活動には、アブドラ・バラ選手も参加いたします。

敬具