2016年1月1日

NPO法人「ネパール野球ラリグラスの会」は、社会人硬式野球チーム「NineForce」を傘下に組み入れ、日本国内での活動を充実させていきます。

平成28年1月1日NPO法人「ネパール野球ラリグラスの会」(理事長:小林洋平、以下「ラリグラス」)は、奈良県内を中心に活動している社会人硬式野球チーム「NineForce(ナインフォース)」(代表:藤森稔人)を傘下に組み入れ、同会の日本国内での野球普及活動を充実させることになりました。

NPO法人「ネパール野球ラリグラスの会」は、1999年に大学の海外研修が切っ掛けで活動が始まりました。 当時、ネパールでは野球は全く知られておらず、「これがボールです」といった説明から始まりました。以来、野球を通したネパールと日本の交流を目的とし、オリンピックという夢も抱きつつ、野球普及活動を続けています。野球が知られていないネパールに野球を広める活動を行い、活動理念は「協働」です。野球を通して、一方的な支援ではない、共に学び合い成長し合う国際交流を行なっています。 最近では、ネパールの子どもたちを日本に招待し、日本の野球に触れてもらうことを目的に、日本の中学生との交流試合やプロ野球観戦、更にはプロ野球選手との交流も行いました。

一方、社会人硬式野球チーム「NineForce」は2010年に滋賀県を中心に活動するチームとして、硬式野球に挑戦したいというメンバーを中心に発足しました。その後は活動の中心を奈良県に移し、奈良県野球連盟への加盟を目標に活動しております。自チームの野球活動だけでなく、最近では「ラリグラス」の活動への協力や知的障がい者ソフトボールチーム「ぐれいどぶった」との交流イベントを実施するなど、野球を通じた社会貢献活動にも力を入れております。

このように活動してきた両団体でありますが、「ラリグラス」としては日本国内における同会の活動の認知度向上と更なる発展のため、国内での野球活動を明確化することが課題でありました。また、「NineForce」も奈良県野球連盟への加盟とチームの発展及び「硬式野球をやりたい、挑戦したい方にその環境を提供する」というチームコンセプトの実現のため、当チームの認知度を上げる必要がありました。 今般、両者の課題解決と永続的な発展の実現の観点から、「ラリグラス」の傘下に「NineForce」が入ることで、それらを実現できると判断し、合意に達しました。

今後は、ネパールでの野球普及活動、ネパール人野球指導員の育成、ネパールへの野球指導員派遣野球を通じた国際協力活動講演、広報活動及び日本国内における野球活動に注力してまいります。


NPO法人「ネパール野球ラリグラスの会」 理事長 小林 洋平

社会人硬式野球チーム「NineForce」 代表 藤森 稔人