2019年3月7日
NPO法人ネパール野球ラリグラスの会

「第14回BFA西アジア野球大会2019」開催のお知らせ

拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、去る2月19日に台北で開催されたアジア野球連盟総会において、ネパールも出場を目指している「第14回BFA西アジア野球大会2019」が本年6月29日からスリランカで開催されることが発表されましたのでお知らせいたします。

「第14回BFA西アジア野球大会2019」は6月29日から7月6日にスリランカのコロンボ郊外にある「Sri Lanka - Japan Friendship Baseball Ground」で開催されます。西アジア野球大会は2年に1回開催されておりますが、本年の大会は、勝ち進むとアジア野球大会を経て2020年東京オリンピックの最終予選となるインターコンチネンタル予選へとつながることから、オリンピックの実質的な1次予選となっております。

ネパールはこれまで2013年と2017年の大会に出場しており、今回3度目の出場を目指しております。ネパールでは、アジア野球連盟総会での発表を受け、ネパール野球ソフトボール協会の主催により、同大会に出場するネパール代表チームの選考会を兼ねた国内大会を開催すべく準備を進めております。

ところで、本年は当会がネパールのポカラで1999年に野球交流活動を始めてから20周年の節目に当たります。活動開始当初、ネパールで野球は全く知られておらず、野球人口ゼロからの始まりでした。その後、野球道具の寄付、指導員の派遣、野球大会の開催などといった活動を続けていく中、ネパールでの野球人口も徐々に増えていきました。そして2011年には、パキスタンで開催された「第1回南アジア野球大会」で国際大会への初出場を果たしました。

初めての国際大会に出場した当時はポカラがネパール野球の中心地となっておりましたが、その後カトマンズ周辺地域で武装警察や軍隊の訓練に野球が取り入れられたり、クラブチームができるなど、野球が広がりを見せてまいりました。そして近年では、ネパール政府公認の唯一の野球統括団体であるネパール野球ソフトボール協会が中心となって、ネパールの野球関係者が自主的に運営する大会も開催されるようになりました。

野球人口ゼロのところから始まったネパール野球ですが、ネパールの人々による自立した運営に向け着実に前進しております。当会は「協働」の理念のもと活動を続けてまいりましたが、ネパール野球が20周年を迎える本年に開催される今回の西アジア野球大会は、ネパール野球にとって更なるステップアップとなる大会であり、自立へ向けた集大成とも捉えております。このような背景の中、ネパール代表チームならびに「第14回BFA西アジア野球大会2019」にご注目いただければ幸いです。

【問い合わせ先】
NPO法人 ネパール野球ラリグラスの会 (理事長 小林洋平)
[電話]090-3277-3145(小林)
[メール]info@nepalbaseball.net
[ホームページ]http://www.nepalbaseball.net/
[facebookページ]https://www.facebook.com/nepalbaseball1999

敬具