<ネパール復興支援野球大会>

ネパール復興支援野球大会

大会の様子

開会式

 試合に先立ち、開会式が行われました。開会式には、駐ネパール大使の小川正史氏、駐ネパール大使館一等書記官の浜田清彦氏、ネパール野球ソフトボール協会会長のアシット・ラナ氏、エアアジア・ネパール社長のガネッシュ・ラマ氏のほか、ネパールスポーツ評議会、ネパール・オリンピック委員会、JICAネパール事務所などからのご臨席を賜りました。開会式では、来賓のご挨拶、国歌斉唱、バクタプル・ライジングスターズのサグン・キチャジュ君による選手宣誓が行われました。

小川正史 大使

選手たち


試合(1日目)

ネパール野球ソフトボール協会
ラナ会長(中央)

1日目は、少年の部の3試合が行われました。第1試合の前には、小川大使が投手、ネパール野球ソフトボール協会のラナ会長が打者となり、始球式が行われました。

第1試合では、バクタプル・ライジングスターズAチームとカトマンズ・オールスターズが対戦。バクタプルAのサグン・キチャジュ君が先制の二塁打を放つなど、攻守にわたって活躍。バクタプルAが勝利しました。

第2試合は、ポカラ・イェティーズ対バクタプル・ライジングスターズBチームの対戦で、ポカラが大勝。ポカラは、2014年に「日本・ネパール野球交流プログラム2014」で来日したビカッシュ・ライ投手とスシル・パリヤー捕手がバッテリーを組みました。

バクタプルA 対 カトマンズ

バクタプルB 対 ポカラ


トゥンディケル広場

震災後のトゥンディケル広場

大会会場となったトゥンディケル広場はカトマンズのスンダラ地区にある大きな広場で、主要なランドマークのひとつです。

地震発生後、トゥンディケル広場は、家を失いテント生活をしている人々であふれていました。ネパールの復興には、まだまだ長い時間が必要ですが、この場所でネパール復興支援野球大会が開催されたことは、復興が一歩ずつでも前へ進んでいることの象徴と言えるでしょう。


ご寄付いただいた野球道具を贈呈

試合(2日目)

2日目は、少年の部の2試合が行われました。第1試合では、バクタプル・ライジングスターズBチームとカトマンズ・オールスターズが対戦。カトマンズ・オールスターズが勝利しました。バクタプルでは女子選手4名も出場しました。

第2試合は少年の部の決勝戦。ポカラ・イエティーズ対バクタプル・ライジングスターズAチームが対戦。10対0でポカラが勝利し、優勝しました。

ポカラ 対 バクタプルA


試合(3日目)

第1試合では、武装警察チームの女子チームとポカラ・イエティーズの少年チームの親善試合が行われました。

第2試合は、成年の部の試合。武装警察チームとポカラ・イエティーズが対戦しました。この試合は、武装警察チームの猛打爆発。武装警察が12対2で勝利しました。

ポカラ(少年) 対 武装警察・女子チーム

ポカラ(青年) 対 武装警察


審判講習会

3日目の試合に先立ち、審判講習会が行われました。講師は、スジーワ・ウィジャヤナーヤカ氏(アジア野球連盟)、下地和巳氏(海老名市野球協会)、アミラ・パラティピヤ氏(スリランカ野球ソフトボール協会)、アビシェック・カリキ氏(ネパール野球連盟)の4名が務めました。

講習会には、約50名の選手が参加し、「アウト」、「セーフ」などのコールの練習をしたり、主審をするときの注意点を勉強しました。また、この講習会の模様はアジア野球連盟のホームページでも紹介されました。

スジーワ・ウィジャヤナーヤカ氏による指導

審判団


閉会式

ネパールスポーツ評議会の役員ほかのご臨席を賜り、閉会式を行いました。閉会式では、表彰式も行われ、以下の表彰を行いました。

■少年の部
 優勝  ポカラ・イエティーズ
 準優勝 バクタプル・ライジングスターズA

■成年の部
 優勝  武装警察

■最高殊勲選手
  スシル・パリヤー(ポカラ)

■ベストナイン
 投 手:ビカシュ・ライ(ポカラ)
 捕 手:サグン・キチャジュ(バクタプルA)
 一塁手:アムリット・ネパーリー(ポカラ)
 二塁手:マニシュ・チャカツ(バクタプルA)
 三塁手:アルジュン・グルン(カトマンズ)
 遊撃手:スザン・グルン(ポカラ)
 外野手:プラディープ・パウデル(バクタプル)
 外野手:ビジャン・ケーシー(ポカラ)
 外野手:パワン・ブダトキ(ポカラ)

ポカラ・イェティーズ(少年)

バクタプル・ライジングスターズA

武装警察


参加者の声

この大会に参加できて、とても嬉しかったです。みんなが頑張ったのが良かったです。これからも野球を続けて行きたいです。そして、オリンピックにも参加したいです。
(バクタプルA:
サグン・キチャジュ君)

 大変素晴らしい大会でした。私も審判としてこの大会に参加できたことを嬉しく思います。大会の開催にご尽力いただいたラリグラスの会と支援者の皆様に感謝します。
(審判員:
アビシェック・カリキ氏)