<ネパール防災スポーツ教室>

ネパール防災スポーツ教室

参加した日本の競技団体のメンバー

防災ポスター

日本国政府が推進するスポーツによる国際貢献活動である「Sport For Tomorrow」の一環として、Jリーグが中心となり、FC東京バレーボール部、一般財団法人日本国際協力システムおよび当会が参画し、2016年2月3日から2月7日に渡り、カトマンズおよび近隣地域において、スポーツ教室およびスポーツを通じた防災教室等のイベントが開催されました。このイベントは、震災からの復興途上にあるネパールの子供たちをスポーツのチカラで勇気づけることを目的として開催されました。

イベントの概要

(1)スポーツ教室
 日本からサッカー、野球、バレーボールの競技団体がネパールに赴き、カトマンズで3競技合同スポーツ教室を行いました。また、競技別のチーム(サッカーは2チーム)に分かれ、各チームがそれぞれ幾つかの学校を訪れ、各競技のスポーツ教室を行いました。

(2)スポーツを通した防災教育
 スポーツ教室で訪れた学校で防災意識を啓蒙する活動を行いました。準備運動で防災体操を行うとともに、継続的な防災意識の向上を目的として、防災教育のためのポスターを学校や教育機関に配布、掲示いたしました。

当会の取り組み

野球の競技団体として参画し、カトマンズとバクタプルの学校において野球教室を行いました。
なお、当会からは以下の7名が参加いたしました。

小林洋平(当会理事長)、鈴木秀利(当会事務局長)、色川冬馬(パキスタン代表監督)、重田大輝(当会野球指導員)、徳中優俊(当会野球指導員)、西尾匠(当会野球指導員)、ガネッシュ・ラマ

イベントの様子

5日間の日程で毎日1校ずつを訪問いたしました。そのうち3日間は各競技団体それぞれ別々の学校で、残りの2日間は3競技合同でのイベントを行いました。当会の担当である野球教室には、5日間合計で約1500人の子どもたちが参加いたしました。

各回のイベントでは、開会式の後、準備体操として「防災体操」を行いました。防災体操は防災の知恵をテーマとした体操で、体操の中に災害発生時に役立つ動きが取り入れられています。

防災体操

野球道具の説明


今回の野球教室では、野球に触れたことのない子どもたちがほとんどでしたので、まず始めに野球道具の説明を行い、それからキャッチボールを行いました。なお、今回の野球教室では安全面を考慮し、ボールやバットはプラスチック製のものを使用しました。

キャッチボールの後は、参加者を数組に分けて、それぞれ「バッティング」、「的当てゲーム」、「フライの捕球」、「ベースランニング」といったメニューを順次交代で行いました。  野球教室は1回2時間でしたが、子どもたちは大いに野球を楽しんだ様子で、参加した子どもたちからは、「もっとやりたい」、「ネパールでも野球が盛んになれば嬉しい」といった声も上がっていました。

参加した子どもたち

的当てゲーム